モントーヤのブログ

観た映画や読んだ本、健康などなど興味があることをテーマは決めず書いていこうと思います。

できないと思い込むと簡単にできることすらできなくなる

 

 

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 私は社内SEとして社員からのヘルプを半年で500件以上ペースでこなしてます。パソコンやITに対して苦手意識を持ってる方の傾向のから、その苦手意識が如何に自己成長を阻害しているか感じたことを記してみます。

 

 

 「できない」の思い込みで簡単なことすら難しくなる

電話やヘルプデスクで対応して気になる言葉が「”やっぱり”できない」という言葉です。この”やっぱり”にはこういったことが考えられます。

  1. 助言をもらったけど(やってもらわないと)、”やっぱり”できない
  2. こんな難しいことは(自分では)、”やっぱり”できない
  3. マニュアル見ろと言われて書いているとおりにやったけど、(丁寧に教えてもらってないから)”やっぱり”できない

上の2つが考えられます。何度か対処法を伝えてもずっと

「やってみたけど、やっぱりできない」

と言われ続け、最終的にリモートアクセスして私が実際に目の前で対応しようかと提案するとほとんどの人は、これまで対処法を聞く時の消極的な言葉から一変して感謝されたりします。ちなみにこのやりとりは決して難しい操作ではなく、ただユーザー名とパスワードを入力してログインを成功させるだけのことだったりします。そしてリモートアクセスして、実際にその方が操作して失敗しているのを見せるとなぜか自信満々の声で

「ほら、やっぱりできないでしょう」

とおっしゃるのです。その後、同じ情報を打ち込んでログインに成功させるとどうやってやったとか、特殊な操作しているのかと驚きのリアクションをされます。彼は解決したいという思いもあったのでしょうが、

できないことを証明したかった

ように思えました。どう入力したかに関しては、ただ正確に入力しただけだったのですが、彼はいろんなやり方で入力してもできないように操作していたようでした。当然ですが彼も悪気がなくて無意識です。

ちなみにこういったやりとりは10~20件に一回くらいはあります。

総じて最初に「私はこういうの苦手なので・・・」から始まる方です。

本当はできると思って実践すればできるようになるまで、色々考えてできるはずなのに、できないことを証明することに潜在意識をむけてしまうのは非常にもったいないことです。

 

こういった方を如何に、苦手意識を脱却し自分でも使いこなせる。そして使いこなせるようなって、DXの時代の良さを知ってもらえるかが私の課題だと思いました。

 

どうせ思い込むなら「できる」という方に思い込んだほうが得です。