すぐ効く!!スピーキングの特効薬!「英語を話したければ、まずは日本語の話し方を変えなさい」西澤ロイ先生著
なぜこの本を手にとったか
この本を手にとった理由・・・根本対策ドクター西澤ロイさんの本だったからです。
ロイさんとの出会いは遡ること1年前
それは仕事関係でどんどん英語から逃げられなくなってしまい、上司からもTOEICの点数を何故か毎月聞かれると行った追い詰められたときに、ふと参加した一つのセミナーがきっかけです。
それまでヒアリングが苦手なのは語彙が不足してるから、リエゾン・リダクションなどの発音を理解してないから、と思い込んでいた私はそのセミナーの講師の方の説明で目から鱗がおちたのです。
まず最初に音声を音をとして100%意識を向け、耳を鍛えること
つまり、聞いていきなり推測して翻訳しようとしないということでした。
そしてTOEICが得点があがることがゴールではなく、きちんと英語が聞けるようになることがゴールであることを教えてもらいました。
TOEIC攻略本の選択肢で推測するなど小手先を覚えようとしていた私に「根本対策」を教えてくれた先生だったのです。
そしてロイさんの2つの書籍でヒアリング、リーディングの根本対策を学びました。(マスターしたとは言っていない)
そんな西澤ロイさんが数年ぶりに出した書籍が今回紹介する「英語を話したければ、まずは日本語の話し方を変えなさい」になります。
ヒアリング、リーディング、と来てついにスピーキングに特化した本です。コロナ禍でWeb会議が増え、外国の方が入社した今の私の更に追い詰められている状況にぴったりの本でした。
スピーキングの特効薬
この本を読んでの感想はまさにイングリッシュ・ドクターが処方する「スピーキングの特効薬」でした。
直訳から脱却する事で、自分のキャパシティの範囲で十分会話できる…この本はそれをより具体的な手法で提案してくれてます。
実際、私も無意識に実践の場でこの本に書かれている「リストアップ法」や「I mean法」を使った記憶がありました。とにかく英語が流暢に出ないので、出せるカードは何とかして全部出してコミュニケーションしよう・・・これは邪道ではなかった!と少し溜飲がおりました。
そしてふと思いました。
このアプローチは英語、日本語問わず会話が弾まない、苦手な人にも聞くのではないか。
そして、これからのAIの時代Google翻訳などの新しいコミュニケーションにも通じることではないかと・・・・
概要
英語を使わない英会話トレーニング3つのステップ
- 日本語で”大げさに”話す
語順を英語と同じにする。「主役」から話す。
例;私は一昨日母のために花を買いました。
↓
私は買いました。花を。母のために。一昨日。 -
日本語の話し方を”ほぐす”
表現を簡単にする
例;彼に言っても馬の耳に念仏
↓
彼に言っても理解できないだろう -
日本語を英語に”言い換える”
3つのことをあきらめてみる;
①難しい表現
②ニュアンスの違い
③細かい英文法
答え方は無限にある!自分の能力に合わせて言い換える
9つの手法;
①メイクアップ法
②ベーシックワード法
③リストアップ法
④人生やるかやらないか法
⑤パースペクティブ法
⑥リバースリバース法
⑦イージークエスチョン法
⑧スリーピッチ法
⑨Eat&Drink法
それぞれ気になる手法がありましたら、是非この本を手にとってください。
私が特に使える!!と思ったのはリストアップ法ですね。
うまく説明できなくても例を一杯挙げると何の話か理解してもらえそうです。
よりスムーズに会話するための9つ秘訣
トライアル&エラー法
瞬発力練習法
SVトーク法
ノープロブレム法
I mean法
独立サブジェクト法
ワンツー・リターン法
ブレインレンタル法
ノンバーバル
それぞれ気になる手法がありましたら、是非この本を手にとってください。
自分もよくI mean法やノンバーバル法は使ってました。汗
教訓
この本で気付かされたのはこちらの3つです。
- 頭に浮かぶ日本語を英語にしやすくするというアイデア。グーグル翻訳が上手く英訳してくれない…にも使える!
- まず大意を伝えることが大事であること。伝える思いを大切に
- 会話自体も盛り上がる?!英語スピーキングだけでなく日常会話にも有効
この本で決意したTo Do
終わりに
この本を読んでほしいのは、来週から電話会議だとか、海外のゲストと打ち合わせが予定された英会話に不安がある人にオススメです。